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いつもありがとうございます。
福島県会津若松市の、アロマエステサロン My Earth アロマセラピスト 井上恵美 です。
エフェクティブタッチのブラッシュアップ
私はエフェィティブタッチ®のブラッシュアップのため、神楽坂にある小澤智子先生のスタジオに定期的に通っています。
今回のブラッシュアップは特別で、講師は小澤先生ではなく、アレクサンダー・テクニークトレーナーでもあり、按摩マッサージ指圧師でもある中島麻奈美先生でした。
ボディマッピング
ボディマップとは、頭の中で無意識に持っている自分の身体のイメージです。私たちは普段その自分のイメージのもと身体を動かしています。
ところが、その脳の中の「身体のイメージ(ボディマップ)」が、「今の自分の本当の身体」と違っていると、「無理な動き」や「無駄な動き」となり、体の動きや質、そして健康にも影響を及ぼします。
ボディマッピングとは、間違ってイメージしてるボディマップを、実物のボディマップとマッチさせ、書き換えていく作業です。
自分の身体をスケルトンで見る
さて、私たちはどれくらい自分の骨格(体の骨組み)を正しく理解しているでしょうか?
一番最初にやったワークが、10分間で「何も見ないで骨格を紙に書く」でした。これには、「ひゃーー!」という悲鳴があちこちで聞こえてきましたよ。もちろん私もその一人。
かなり恥ずかしいですが、私が書いた骨格図です。
いや~、ひどいですね~(^-^;
自分自身の戒めのために、あえて写真を載せておきます。(ちょっと小さめに。。)
セラピストですので、解剖学も学んでいますから頭では解っているつもりでしたが、実際に書いてみると散々なものでした。。。
書き終わったらみんなで早速ナカイくん(ガイコツ君の名前)に群がって答え合わせをしました。
私は、骨の形、細かいところの骨の数、そして骨と骨との接続部である関節の認識が曖昧だということがよくわかりました。
ここは伸びしろですね!
自分の「頭」をどう取り扱うか?
脊柱にかかる頭の重さの負荷の模擬体験もしました。
頭は5~7Kgもの重さ、ちょうどボウリングの玉ぐらいの重さがあります。これが、背骨にどんと乗っかっているのですから、その負荷といったら相当なものです。
こぶしを使っての模擬体験でしたが、本当に重かった!!
この「頭」と、「頭」を支えている脊椎についても、脳の中の「身体のイメージ(ボディマップ)」と、「本当の身体」とでは大きく違っていることがわかりました。
頭の底面て何処だと思いますか?
後頭部の下のあたりや、あごの付け根あたりを指したセラピストさんが多かったのですが、意外にも頭の底面は、イメージしている場所よりもかなり高い位置にありました!
ちょうど鼻の空洞部分と耳の穴が交わったあたりです。その高い位置で脊椎の上に絶妙なバランスを取って頭が乗っかっているのです。
ということは、実際の「首」は外から見えている部分だけでなく、首の始まりもかなり高い位置にあるということです。
背骨についても、手に触れることができるのは「椎弓」という部分で、背中の筋肉のすぐ下にあるので、背骨は身体の一番外側にあるように感じますが、実際に身体を支えている「椎体」の部分はもっともっと内側(中央寄り)にあるのです。
このように、ボディマップにミスマッチがあるので、本来なら絶妙なバランスで乗っているはずの頭が脊椎に押し付けられたり、バランスから外れた頭を保つためにあちこちの筋肉に過剰な緊張が生まれて、肩こりや背中の張り、痛みなどといったことが起こるのです。
脳の中のイメージを実際の身体とマッチさせると
まず頭の骨があるということを意識する。そして、その頭の骨がどんな形をしていて、どこにどんな風にあるのかを正しく認識する。
たったこれだけで首から肩にかけてがとても楽になりました。
そして、背骨が身体の中のどこに位置しているのかを意識できたことで、身体に入っていた余計な力が抜けていきました。
「脱力ってこういうことか」と実感できました。そして、不思議にも顔の筋肉まで緩んでいることにもとても驚きました。
自分をスケルトンで理解するってとっても不思議です。
ボディマッピングの気づき
その他にも、
- 腕はどこから始まる?
- 肩甲骨はどのよう存在していて、どんなふうに動く?
- 手は両手で54個の骨でできていて、その数は骨全体の4分の1にもなる!
- 股関節はどこ?
- 膝関節の位置は?動き方は?
などなど、目から鱗が何枚も落ちるような衝撃的な事実も知ることができました。
そして、それらがわかることで腕や脚の可動域が大きくなったり、動きがスムーズになったりすることが、実際に身体を動かしながら体感して学ぶことができました。
有るけど無い、無いけど有る
普段私たちは、骨を意識すること、感じることはほとんどありません。でも、その感じることのない骨があることで、高さが生まれ、身体を動かすことができるのです。
中島先生は、「骨は、有るけど無い、無いけど有る。ちょっと哲学的ですね。」とおっしゃっていました。
そしてもう一つ、「一つ一つの骨の間には十分な”スペース”があり、”自由”に動くことができるのです。何か動きがおかしいと思ったら、”邪魔していることをやめればいい”のです。」
この言葉が印象的でした。なんだか人生もその通りだなって思いました。
ボディマッピングは自分自身の身体と対話をすることでもあります。自分の状態、やっていることに気づき、気づくことから全身の関節を動きやすい状態に導いていくテクニークです。
たくさんの気づきをいただいたブラッシュアップでした。
この気づきを私なりにお客様にお伝えしたいと思います。
小澤智子先生のブログ
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